新人看護師が苦手意識を持ちがちな業務とは

新人看護師が「苦手意識がある」と挙げることの多い業務には、次のようなものがあります。

代表的なものは、申し送りです。申し送りは、業務の内容を後任者に引き継ぐためのもので、シフトの交代時や患者を移動する際などに行われます。患者の様子や医師からの指示、しなければならない処置などの情報を申し送りすることによって、後任者が適切に看護を行うことができるでしょう。しかし、新人看護師にとっては、情報を簡潔にまとめられず先輩看護師から怒られたり突っ込まれるなど嫌な思いをすることも…緊張する苦手な業務だと感じる人も多いですよね。

次に挙げられるのは、採血です。採血は、看護師であれば、誰でもできて当たり前というわけではありません。新人だったりブランクから復帰したばかりの人は、特に苦手意識が強くなりがちです。血管を上手く見つけられなかったり、入った感覚がよく分からなかったり、人に針を刺すという行為になかなか慣れず、苦手だと感じていることも多いでしょう。中には、何度も失敗して怒られたことで自信を持てなくなってしまったケースも。失敗すれば患者への負担も大きいため、失敗できないという緊張感から苦手意識を持ちやすい業務でしょう。

他にも、心電図の解析や心臓カテーテルの手術が苦手など、看護師によって苦手な業務は、個人によってさまざま。しかし、苦手を苦手のままにせず努力している看護師も多いのが実情です。苦手なままにせず、他の看護師の申し送りや先輩の突っ込みから反省し学んだり、同僚と点滴の練習をしあったり、先輩にコツを聞いて克服の努力をしましょう。そのような日々の努力を重ねて苦手を克服した頃には新人の文字が取れているかもしれませんよ。

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